2017年5月19日金曜日
とうとうソーシャルレンディングに手を出す Part2
主なソーシャルレンディングの運営会社は次のとおりです。
■ クラウドクレジット
・海外中小企業向け融資が中心
・利回り高い。8%~13%程度
・外貨建て、為替ヘッジなしの商品が多い
・伊藤忠商事と複数の大手VCから出資を受けている
・経営陣の経歴は、日系・外資系金融機関出身者が多い
・アフィリエイトサイトが多い(1件成約ごとに7000円らしいです)
・返済遅延が数件あり、リスクが顕在化している
・「高利回り」・「短期間」・「海外投資」という胡散臭い要素がたっぷりあるのに、伊藤忠商事が大株主というだけで信用してよいものか…
■ トラストレンディング
・不動産担保で、不動産会社に融資
・利回りは一時期は14%あったが、現在は7%~8%程度
・調べた時点では、募集中の案件なし
・運営会社は平成17年創業で、手広く金融関係の商売をしている
■ マネオ
・融資実績 累計約 690 億円の最大手
・歴史が長い
・利回りは5%~7%程度
・本体以外に、9サイト運営している。主に不動産担保で不動産業者への融資メイン
・複数の大手VCが出資しているが、創業者の経歴はいまいちで、社長のブログもいまいちな印象
■ クラウドバンク
・利回りは6%台
・2015年に3ヵ月間の業務停止命令を受けている
■ ラッキーバンク
・不動産会社への貸付専門
・全案件に不動産担保付
・利回りがいい(8%~10%前後)ので、募集開始後1分程度で満額成立してしまう
・役員の経歴は信用力いまいちで、大株主は不明
■ OwnersBook(オーナーズブック)
・こちらも不動産系
・利回りは4%~5%程度と低め
・運用会社はベンチャーなので、信用力はあまりないが、主要メンバーはほとんどがゴールドマン・サックス出身で、経歴はしっかりしている(ように見える)
■ SBIソーシャルレンディング
・SBI証券100%出資なので、信用力は一番高い
・他に比べると利回りが低い
色々とありますが、利回り5%くらいまでなら、REITで運用可能なので、運営会社の信用力などを気にする必要もない大手のREITを買ったほうがましに思えます。
また、不動産を担保として、不動産業者に融資する商品は、不景気になると、不動産会社への融資が焦げ付き、なおかつ不動産価格の下落により、担保価値も下がるリスクがあるので、手を出さないでおきます。なにより退屈ですし。
「マネオ」系の「クラウドリース」も検討しましたが、実際に何%の利回りで償還されたのかが、サイトからは分からないのでやめました。
最終的に運用会社の信用度、投資先の多様性や想定利回りなどを総合的に勘案して、「クラウドクレジット」に口座を開設することに決めました。
複数の運用会社の複数の金融商品に分散投資するのが、最も合理的なのでしょうが、めんどくさいので1社に絞りました。いつか痛い目に会うかもしれません。