2017年5月8日月曜日

とうとうソーシャルレンディングに手を出す Part1


■ ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは、不特定多数の人からネット上でお金を集めて、そのお金を開発費や投資に回し、商品や利益を得るスキームです。
寄付型・商品型・投資型などがあり、投資型の場合は、不動産を担保に付けて不動産会社に貸金をするものと、海外の消費者金融等に貸金をするものが多いです。大体利回りは4%~15%くらいです。

私は今まで、次の理由からソーシャルレンディングに投資していませんでした。
 ・利回りが高くてなんだか胡散臭い
 ・貸金業法の規制で投資先を開示できないので、どんな会社等に投資しているのか不透明
 ・利回りは高いけど、自分で株を運用した方が利回りがいいような気がする
 ・確定申告がめんどくさい
 ・やってる人は情弱そうなイメージ

しかし、現金比率が高まり過ぎていて、株式相場も買ってもいい水準の株を見つけられないので、ソーシャルレンディングに手を出す決意をしました。


■ みんクレ(みんなのクレジット)ショック

昨年、ソーシャルレンディングへの投資を検討した際、一際異彩を放っていたのが「みんなのクレジット」です。

特徴としては、
・高利回りで毎月配当
・融資金額の120%以上の価値を保全する担保をすべての案件に設定していると謳っている
・キャッシュバックキャンペーンで年中、大盤振る舞いをしている
・アフィリエイトのブログがやたらと多い。(米国株でいうとマネックス証券のような推奨度)

当時のキャッシュバックキャンペーンの概要はこちらで確認できます。
ただし、当時の社長の評判が大変悪く、「計画倒産屋」などと書かれているサイトもあったのが印象的でした。

その後、金融庁の行政処分がありました。
概要は、こちらのサイトに載っていますが、ざっくり書けば、
 ・価値のある担保がついていなかった
 ・貸出先が社長自身が設立したグループ企業だった
 ・投資家から集めたお金で、キャッシュバックキャンペーンをしていた
 ・ファンドの償還金を別のファンドの資金から当てていた
 ・社長が自身の借金返済に、ファンドの資金を当てていた
というものです。

ちなみに、知恵袋には先見の明のある方もいたようです。
蛇足として、ノアコイン投資というものもあるそうです。

ここから私が得た教訓は、
 ・第二種金融商品取引業の登録も、貸金業の登録も全く信用できない
 ・社長の経歴と大株主の状況は、調査必須
 ・こんな低金利の時代に、安全且つ高利回りなのは詐欺
 ・アフィリエイトやキャッシュバックが多いのは怪しい
 ・ネット上の悪いうわさを調べるのは重要
などです。

これを踏まえて、どの運営会社に口座を開くか決めました。