2022年5月1日日曜日

ブルベア指数を用いた投資はしません

 
先週火曜日にモーニングサテライトを見ていると、どこかの証券会社の人が、次の画像を示してS&P500指数が上昇する可能性があるという話をしていました。



要点としては、
・米国個人投資家協会(AAII)が毎週行っている調査の最新の結果によると、今後6ヶ月間の株式投資に強気と回答した個人投資家の割合は2週連続で20%を下回った。
・弱気が多いと売却が少なくなり株価はリバウンド傾向、図は強気が20%を切った後のS&P500指数の上昇率を表す。
・1987年以降、強気が20%を割れたのが31回あり、そのうち30回は、1年後にS&P500指数が上昇していた。その30回の平均上昇率は、19.7%。
・投資家のセンチメントは最低の水準まで低下しているので株価はリバウンドする可能性がある。
 

このニュースを見て、「GMOクリック証券でS&P500指数先物CFDを買って、1年放置するだけで簡単にコロナショックの損失を取り戻せそう」と思いましたが、n=31は少なすぎるので、もう少し調べてみました。
ブルベア比率については、このサイトが詳しいです。

下の画像がTwitterにありましたが、31回中23回は、1988年から1993年までに起きています。1994年から2004年までは一度もなく、2005年から2016年までは8回しか起きていません。しかもそのうちの1回はリーマンショック時で、1年後に-37.3%になっています。



1993年までと今では、調査方法や母数に一貫性はないと思いますし、過去5年間で1度も実績がないデータを用いて投資するのは、危険な香りがするため、投資しないことにしました。

しばらく放置です。