2021年3月29日月曜日

「米国株式ボラティリティ戦略(旧:米国株式ボラティリティ戦略ファンド)」は買いか

面白い投資信託を見つけました。

今まではVIX関連の投資信託といえばVIX先物・ETN等をアクティブ運用する「楽天ボラティリティ・ファンド」(純資産約8億円)しかありませんでしたが、2020年10月29日に「米国株式ボラティリティ戦略ファンド(為替ヘッジなし)」という投資信託が設定されていました。(現名称:PayPay投信 米国株式ボラティリティ戦略(為替ヘッジなし))

「米国株式ボラティリティ戦略ファンド」の仕組みはざっくり次のとおりです。
○ S&P500先物の買建て、VIX先物の買建て、キャッシュ(米国の短期国債等を含む)の3資産に機動的かつ適正な配分を行なう。
○ 資産配分比率はABRダイナミックブレンド・エクイティ&ボラティリティ指数(ABR指数)が活用するクオンツモデルで決定する。(モデルの詳細は不明。S&P500+現金は最大比率100%、VIXは50%)
○ ABR指数は、株価指数の変動率(ボラティリティ)のモメンタム(勢い)を計測し、そのトレンドをフォローするクオンツモデル

要するに、基本的にS&P500先物とVIX先物のロングをしていて、その比率を変えることで、平常時には、S&P500先物上昇の恩恵を受け、市場混乱時には、VIX先物上昇の恩恵を受けようという思想です。

こういう指数を自分で作ってみたいですよね。
S&P500+VIXロング+VIXショート+キャッシュのうち1~2つの組み合わせで、シグナルが来たら比率を変えるとか。バックテストどおりに売買できないですが。


コロナショックで指数が上手くいったので、商品化した匂いがします。

「楽天ボラティリティ・ファンド」は長期投資のヘッジ用の商品という売り方ですが、「米国株式ボラティリティ戦略ファンド(為替ヘッジなし)」はこれ一本で済むように設計されているようです。


最初は面白そうだと思いましたが、現状では、買うつもりはありません。

理由は、
○ VIX先物をロングする期間が長いとコンタンゴで損する。上のチャートでも2014年~2016年のS&P500指数が横ばいのときに、コンタンゴで大きくやられている。
○ VIX先物のショートをしないので、美味しいところが取れない。
○ 実質信託報酬:1.855 %という高さ
○ 純資産約2億円という過疎っぷり

やはり、VIX先物をロングし続けるというのは、保険料としては高すぎると思います。
2月の月次レポートを見ても、S&P500指数:VIX先物=95:5の比率ですが、S&P500指数が前月末比+2.76%となったのに対し、VIX先物は▲23.88%だったため、トータルリターンは+2.67%とS&P500指数に劣後しています。

誰か天才がVIXショートも組み合わせて、3年で2倍になる指数とそれに連動する投資信託を作ってくれないでしょうか。


2021年3月28日日曜日

グーグル株(GOOGL)が売れた

 3週間くらい前にアルファベット(GOOGL)が売れました。

先月くらいに「2100ドルまでは上がらないだろう」と思って、テキトーに指値していたら、気づかぬうちに売れていました。

ちょうど930ドルで買っていたので、為替が1ドル107円だとすると、約50万円の利益でした。約3年9ヶ月で約2.25倍なので、いい取引でした。もっと買っておけばよかったです。

本来は、特定口座の損失繰越が今年までなので、益出しのために売って、すぐに買い戻すつもりでしたが、「先行き不透明だし下がるかも」と思って買い戻せていません。現在は、2,024ドルなので、今買い戻すなら、ほんの少し得します。
さてどうしたものか。

他も幸いにも全銘柄含み益です。

残り約15万円の特定口座の損失は、もう特定口座で持っている銘柄がないので、何か新しく購入して今年中に売って穴埋めしたいと思います。