2021年4月29日木曜日

宮城県の水道コンセッション、メタウォーターが優先交渉権を獲得

 
株価は週イチくらいでしか確認しないのですが、弐億さんのブログで「メタウォーター大幅下落」とあったため確認したところ、決算発表があり、来期の営業利益が下がる見込みで売られているようでした。今期は特別な要因があって増益だっただけなので、来期に減益でも私は売ったりしません。何より50%近くの含み益がまだあるので、気になりません。

そんなことより、会社HPで、「2021年3月期決算および「中期経営計画2023」説明会 プレゼンテーション動画」を見て初めて知りましたが、宮城県のコンセッションの優先交渉権をメタウォーターグループが獲得したんですね。全然このニュースを知りませんでした。

■ メタウォーターグループ
[ 代表企業 ]
 メタウォーター(株)
[ コンソーシアム構成員 ]
 ヴェオリア・ジェネッツ(株)、オリックス(株)、(株)日立製作所、(株)日水コン、メタウォーターサービス(株)、東急建設(株)、(株)複建技術コンサルタント、産電工業(株)、(株)橋本店

契約20年間での提案額は1563億円で、提案書を出した3グループの中では1番高い(削減額は低い)ものの、地元の雇用を創出し、20年間の事業期間を終了した後も、設立した会社が地域の水道事業を担っていける仕組みが評価されたそうです。
なお、SPCへの出資比率は、メタウォーターとメタウォーターAMで合計35%です。

次点は、前田建設工業(代表企業)、スエズウォーターサービス(株)、月島機械(株)、東芝インフラシステムズ(株)、他のグループなのですが、面白いのが水ingAMが参加していたJFEグループが失格となったことです。

[ 代表企業 ]
 JFEエンジニアリング(株)
[ コンソーシアム構成員 ]
 東北電力(株)、三菱商事(株)、(株)明電舎、水ingAM(株)、(株)ウォーターエージェンシー、(株)NJS、(株)日本政策投資銀行

【失格となった理由】
収支計画について、一部の流域下水道事業において事業期間を通して突出した損失を計上する計画であった。個別事業ごと総括原価の考え方に基づいた提案となっておらず、個別事業ごとの健全運営に懸念が残ることから、「標準未満」の評価となり優先交渉権者選定基準に基づき失格となった。


そうそうたるメンツが集まり、検討や資料作成に多くの人員と時間を掛けていたでしょうが、失格なんてあるんですね。

ちなみに、もう1点興味深いのが、このSPCは三菱商事が25%も出資する計画だったので、子会社の水ing本体は出る幕がなく、かろうじて水ingAMが1%出資するだけの提案でした。
親子上場の問題が大きそうなので、水ingの上場はないかもしれませんね。

メタウォーター(9551)にとっては、この案件獲得は今後の案件獲得のアピールにも繋がるので、とても大きな一歩です。

買い増しも一瞬考えましたが、この銘柄の株価上昇率がS&P500指数のそれを超える自信がないので、とりあえず動きません。
長期的な業績には自信があるものの、米国大手IT企業に比べると成長が緩やか過ぎて、ここを買うのは間違いな気がします。(NISAなので保有株は売りませんが)


●最近気になる銘柄
ネットフリックスとビットコインが気になっています。
買うにしても半年~1年後くらいでしょう。

●グーグルの親会社のアルファベット(GOOGL)が上昇してしまった
2021年1-3月期決算発表が良かったため、2100ドルで売却して、下がったら買い戻そうと思ってたGOOGLが2360ドルになってしまいました。
どうしたものか。

●GCA(2174)から議決権行使の御礼にクオカード1,000円分が届いた
600円で100株を買った人は、これだけで利回り1.7%くらいですね。
コンビニでは買い物しないタイプなので、税金取られても現金で欲しかったです。