2021年11月27日土曜日

乃木坂46所属事務所の親会社 KeyHolder(4712)を購入


●KeyHolder(4712)を購入

株主優待目当てで KeyHolder(4712) を購入しました。
優待は、乃木坂46のライブチケットです。先週、乃木坂46の東京ドーム公演がありましたが、そのチケットをどうしても入手できませんでした。そこで、株主優待で乃木坂46のライブチケットが抽選で当たるこの銘柄を買いました。

企業としては、この株主優待がなければ、絶対に買わないようなひどい会社です。(公式サイト
元々は「アドアーズ」というゲームセンター運営企業でしたが、Jトラスト株式会社の子会社になってからは、不動産業や広告代理店などに手を出すものの、どの事業も成長させることができず、親会社に翻弄されている玩具のようになっています。

現在は、SKE48運営と乃木坂46の版権管理等のエンタメ事業と映像制作や広告代理店などを行っています。



また、10年間のチャートを見ると、底値付近に見えますが、第三者割当増資を躊躇なく行う、株主目線のまったくない経営陣で、業績も不安定のため、460円割れも普通にありえると思います。


ちなみに、2020年に460円から2,240円まで暴騰している理由は、乃木坂46合同会社の50%の持ち分を持つノースリバー社を買収したからです。櫻坂46と日向坂46が所属するSeed & Flower合同会社の Y&N Brothers の持ち分を買収でもしてくれないと、同じような暴騰は期待できません。

今後の成長性を考えると、SKE48は唯一知名度のあった松井珠理奈が卒業して、完全にオワコンになり、乃木坂46はファンから見ても、下り坂46です。どちらのピークも明らかに過ぎています。乃木坂46は、現在5期生の募集中ですが、もう白石麻衣や西野七瀬クラスが出てくることはないでしょう。
ということで、成長性には一切期待せず、乃木坂46のライブチケットをくれれば、それで満足します。チケット当選者のカキコミを見ていると、半分くらいの人がアリーナ席が当たっているので、良席を期待しています。


●KeyHolder(4712)の株主優待


12月末時点の保有株式数に応じてポイントが貰え、そのポイントでライブに応募できる株主優待になっています。(公式サイト

先週の東京ドームライブでは、1口 3,000ポイントで 100組200名を招待でした。
2021年6月時点の株主数は、公式サイトによれば 11,360名、四季報によれば 7,406名となっています。どちらが正しいか分かりませんが、どちらにしても倍率が高そうですが、意外と申し込む人が少ないようで、ハズレた人を見かけませんでした。

費用対効果で見ると、1,000株なら1株あたり15ポイントですが、それ以上になると、5ポイントに落ちるので、1,000株購入することにしました。今なら約65万円で購入できます。もしアリーナの良席が貰えるなら安い。



KeyHolderは優待をちょくちょく変更(改悪)する他、バックステージツアーなど掲げておきながら実施しない特典がある等、株主優待目当ての購入はリスク高いので、人にはオススメできませんが、乃木坂46のチケットが手に入らず、お金で解決したいオタクには向いているかもしれません。


●その他

○NISAロールオーバー手続き
2017年に購入したオリジナル設計(4642)が購入して5年経ち、ロールオーバーするかの判断を迫られています。2倍になった時点で、半分売りました。残りは実質単価0円の永久保有と決めているので、売るつもりはありません。12/9の期限までになんとかします。

○VIXのデータ整備
飽きたので放置中です。

○損失繰越の残りの15万円分
3年前の2月のVIXショックの際に、悪名高き2049で損した150万円の損失繰越の残り15万円分を未だ儲けられていません。
あと1ヶ月で15万円分高い確度で儲かりそうな銘柄が思いつかないため、このサイトに無駄と書いてありますが、15万円は日経平均ETF現物の両建てで翌年度に繰越そうと思います。600万円くらいで両建てする予定のため、15万円(5%)くらいなら半月で動きそうなので、12月中旬に両建てしようかなと思っています。

○VIXショートの結果
9月末にVIXショート依存症が再発して、ショートした米国VIブルETF(UVXY)は、気づいたら決済されていました。約8万円の必要証拠金に対して約16万円の利益でした。
実際にはそんな勇気はありませんが、1,000万円を賭けていたら、1ヶ月半で2,000万円の利益でした。

○VIXを売りたい!


現在、南アフリカの変異株の問題で、大幅に先物ディスカウントになっています。
とてもVIXを売りたいです。
変異株はもう使い古されたネタなので、もし景気が悪化しても金融緩和すると多くの投資家が考えて、すぐにもとに戻る気もしますが、一方でインフレ懸念で、景気が悪化しても金融緩和縮小が続く気もして、(いつもどおり)自信はありませんが、丁半博打したいです。
私は我慢できるでしょうか。
 

2021年11月4日木曜日

VIX先物の始値・高値・安値のデータ集め


新型コロナの緊急事態宣言中の2020年5月頃に、暇を持て余してVIXを探求して、バックテスト上は儲かる取引ルールを決めましたが、結局上手く行かずに、止めてしまいました

その時の問題点は、
・room5110 のバックテストに影響されて、終値で売買シグナルを確認し、時間外取引で終値と同じ金額でポジションを持てたという前提にしていましたが、現実には無理です。そもそも、GMOクリック証券では、終値を指定する発注方法がないので、その時間に起きて成行で発注しななければなりませんが、毎朝5時に起きられません。

・終値しかデータを持っていないので、高値・安値でロスカットにあっていた可能性を考慮出来ておらず、現実的なバックテストとは言えませんでした。

そこで、前日終値でシグナルを確認し、翌日始値でポジションを持ち、なおかつ高値・安値も確認する、もっと現実的なバックテストをしようと思い、米国VIブルETF(UVXY)の始値・高値・安値データを探しました。

UVXY(ProShares Ultra VIX Short-Term Futures ETF)が設定された2011年からのマーケットデータは見つかりましたが、それでは期間が短いため、VIX先物が始まった2004年からのデータを探すため、ETFのベースになっている「S&P 500 VIX Short-Term Futures Index」から逆算しようと思い、「S&P 500 VIX Short-Term Futures Index Historical Data」「SPVIXSTR Historical Data」などで検索しましたが、見つかりませんでした。(そもそも、この指数はローンチが2009年なので、2004年からの公式データはないです。)

そこで、無いなら自分で過去の理論値を算出してみようと思い、VIX先物の第1限月と第2限月の始値・高値・安値の価格データから、自分で常に1ヶ月先に満期を迎える先物の合成価格(コンスタント・マチュリティ、Constant Maturity)を算出することにしました。

この方法の問題点は、始値は第1限月と第2限月でタイミングが一致するので、単純計算すればいいですが、高値と安値は同じタイミングでその値をつけたとは限らないので、単純に計算すると、現実とは齟齬が出る点です。
例えば、第1限月の高値は朝9時につけて、第2限月は午後3時に高値をつけた場合、正式な「S&P 500 VIX Short-Term Futures Index」の高値と、自分で計算した高値では、値が変わります。
しかし、他に方法がないですし、基本的に高値と安値は、ほぼ同じタイミングでつけた可能性が高いので、便宜的に単純計算します。

なお、ちゃんとしたマーケットデータは、CBOE公式サイトで1ヶ月分50ドルで販売中です。2004年分から買うと100万円を超えます。


VIX先物の第1限月と第2限月の始値・高値・安値データは、CBOEの公式サイトに無料であります。
https://www.cboe.com/us/futures/market_statistics/historical_data/

去年あたりまでは、2004年分から見れていましたが、今は2013年以降しか見られなくなっているため、インターネット アーカイブで2004年からのデータを取りました。
https://web.archive.org/web/20140408134839/http://cfe.cboe.com/Data/HistoricalData.aspx#VX


なお、2007年頃までは、なぜかエクセルファイルの値が壊れている(価格が3桁の時期がある)のですが、他サイトのデータと整合を取ると、どうやら小数点の位置がおかしくなっているようです。例えば、136.7 となっているところは、13.67 が正しいです。



【2022.01.25追記】
Cboeの公式サイトにまだ残っていました。
https://www.cboe.com/us/futures/market_statistics/historical_data/archive/#CboeSnP


ちなみに、VIX現物の始値・高値・安値・終値データはこちら
https://www.cboe.com/tradable_products/vix/vix_historical_data/

エクセルファイルが1ヶ月ごとに1ファイルなので、全てのエクセルを統合するのが手間で、今は保存だけして放置しています。飽きる前にやりきろうと思うので、完成したらGoogle スプレッドシートで公開しようと思います。先に同じことをしている方がいましたら、結果を共有して頂けると助かります。


ちなみに、クラウド上で、株価・先物価格の分析、アルゴリズム設計、バックテスト、自動売買が出来るプラットフォームとして、Quantopian (2020年閉鎖)や QuantConnect があります。 
VIX先物データもあるそうですので、英語と Python が出来る方は、そちらの方が最短ルートだと思います。