2022年12月24日土曜日

VIXショート出来ないなら日経平均VI先物を売ればいいじゃない


ふとそう思いました。

■日経平均VI先物とは

「日経平均VI先物(NKVI)」は2012年2月27日に始まった「日経平均株価のオプション取引から算出された日経平均ボラティリティー・インデックスの先物」です。
VIXがS&P500のボラティリティなのに対し、日経平均のボラティリティを売買することができます。

今まで「日経平均VI」を聞いたことはありましたが、先物があるとは知りませんでした。


■取引できる証券会社

「日経平均VI先物」を取引できるのは、たったの6社だけです。

インタラクティブ・ブローカーズ証券

国内口座。特定口座はなし。手数料440円/枚。
API接続可能で自由なシステムトレードができる。


SBI証券

手数料440円/枚。
日経平均VI先物の売建と買建は、合わせて20枚まで。(審査に通れば引き上げ可能)
SBI証券が接続を認めたサードベンダーが提供しているツールを通じてAPI接続可能なので、制度的にはシステムトレードが出来る。ただし、HPには全銘柄対応と書いてあるのに、実際にはツールの方が日経225先物しか対応していないので「日経平均VI先物」は対象外。


auカブコム証券

手数料330円/枚。
日経平均VI先物の売建と買建は、合わせて20枚まで。(審査に通れば引き上げ可能)
kabuステーションAPIでシステムトレード可能。


岡三オンライン証券

手数料330円/枚。
建玉上限200枚。
API接続不可。


フィリップス証券

手数料330円/枚。
日経平均VI先物の売建と買建は、それぞれ100枚まで。
チャートツールにストラテジー取引機能があるらしい。


光世証券

手数料は最低440円。
一回当たりの注文上限枚数:50枚
建玉上限枚数 500枚(買建・売建合計1,000枚)
API接続不可。


■出来高の少なさ

「日経平均VI先物」は、全限月で取引が成立しない日もあるくらい出来高が極端に少ない銘柄です。(マーケットメーカーはいる。)
2015年には1日平均 1,000枚の取引があった時期もありましたが、今では1日平均 15枚です。
11月には建玉残高が 36枚の日もありました。ほぼ誰も持ってない。

SBI証券だと直近8ヶ月分の先物を取引出来ますが、取引が成立しているのは、ほぼ第1限月のみです。第4限月以降は1枚も取引が成立していません。第3限月は1枚のみ。第2限月の取引が成立したのは、現時点で計6日、計14枚のみです。

下の画像は期近の1月限の先物の初期の頃の取引成立日ですが、12月に入ってからやっと毎日取引が成立するようになっています。



元となっている日経平均オプションの方も閑散としているようです。
「日経平均VI先物」の最終清算数値(SQ値)は、日経平均先物取引と日経平均オプション取引の日中立会開始以降の 10 分以内における各銘柄の始値を用いて計算していますが、取引が閑散としすぎて始値が付かずに、指数とSQ値の乖離が大きくなることがあるため、2023年3月限から 10 分→ 30 分に変更されます。

出来高が少なく板がスカスカなので、スプレッドが広く、実質的な取引手数料が高い状態です。

ただし、GMOクリック証券の「米国VIブルETF(UVXY)」も往復 3%近い手数料(約 7ドルに対してスプレッド 0.2ドル)を取られているため、日頃気にしてないだけで、普通にいつもぼったくられています。


■ヒストリカルデータ

「日経平均VI先物」のヒストリカルデータ(時系列データ)は、SBI証券auカブコム証券のチャートツールからCSVでダウンロード出来ます。(知りませんでしたが、日本株の個別株の時間足なども普通に保存出来るんですね)

ただし、試してみたSBI証券では、現在取引可能な限月の先物のみデータ取得が可能で、過去の先物データは「第1限月」を繋げたデータのみしか保存出来ませんでした。これだとロールオーバーコストを考慮出来ません。(指数を精算値と考えると乖離が大きい)

第2限月を繋げたデータなら TradingView にあるのですが、 TradingView の「チャートデータをエクスポート」というCSVでヒストリカルデータを保存出来る機能は、無料アカウントでは使えず、有料プランにアップグレードが必須でした。
また、TradingView にストラテジーを登録して直接バックテストをする機能は、簡易的すぎてロスカットを考慮することが出来ません。
だからといって、常に満期30日に調整された先物インデックスを元データにしても、現実のトレードで毎日手数料を掛けてそんなことをしないので、現実的なシミュレーション結果は得られません。

一応 JPX公式サイトで販売はされています。
四本値(始値、高値、安値、終値)+ 清算値段、取引高、建玉残高、取引金額等が1月あたり 88円です。CBOEなら無料なのにケチくさい。
けれど、2012年から買っても 1万円程度です。そう考えると高くはない。
(一応、取引手法検証用サンプルデータは無料で配っているようですが、法人でないとダメなようです。)

ティックデータなら 187円/月で、こちらは逆にCBOEと比べてすごく安いですが、ほとんど流動性がないので、四本値があれば十分ですね。

JPX以上に私のほうがケチくさいので、どなたかいいデータを見つけたらGoogleスプレッドシートにあげて横流しして下さい。

まあリーマンショックを経験してない金融商品なので、ヒストリカルデータを集めて検証しても有用な分析が出来るのかは疑問ですが、シミュレーションしてみたいです。



■ちなみに

「日経平均VI先物」にも VIX Central みたいなコンタンゴ/バックワーデーションを確認できるサイトがあれば便利なのになと思って、価格情報を配信する料金を調べてみたら、外部配信基本料込みで月50万円くらい掛かるようです。
需要がないので、広告料で取り戻せないから誰もやらないんでしょうね。

→証券会社にログインしなくても みんかぶ で直近3限月は見られました。




それと、今年の3月までは日経平均ボラティリティー・インデックス先物指数に連動するETNがありました。
野村證券が組成していた「NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN(2035)」です。
2049を彷彿とさせますね。
これは2022年3月17日をもって上場廃止となりました。


■さてどうするか

誰も関心を持っていないからこそ、路地裏に捨てられた聖杯があったりしないでしょうか。

今までVIXショートをしていたせいで、2018年2月の「VIXショック」では 2049 が早期償還となり 150万円を溶かし、2020年3月には米国VIブルETF(UVXY)で 600万円くらい溶かしました。

もちろん聖杯なんてないでしょうし、仮にあっても探し出す能力がないのは解っているんですが、それでも、VIX関連に聖杯がある気がするんですよね。たぶん room5110 のせいです。

この新しいオモチャでも数百万円を損する気がしてなりません。手を出したら負けなんでしょう。
それでも取引したい自分がいます。
 

2022年12月3日土曜日

毎日7万円の投信積立を開始

 
久々にブログを書こうと思い、5ヶ月ぶりくらいに証券会社にログインしたところ、NISAのロールオーバーのお知らせが届いていました。

5年前(2018年)は、NISAでメタウォーター(9551)を枠ギリギリまで購入しました。



今は+23%の含み益です。
S&P500 に投資していれば、+98%だったところが、たったの+23%です。
自分に個別銘柄投資の才能はなさそうなので、そこを反省して、今年のNISAは、
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
を120万円分購入することにしました。
一括で購入して、翌日下がったら損した気分になるため、年末まで毎日購入して購入単価を平準化します。

eMAXIS Slim を選んだのは、手数料の安さで、全世界株式を選んだのは、次の5年も米国株が圧勝するか自信がないのと、先進国を選ぶと次の時代が新興国だと困るというくらいの理由で5分で決めました。

来年のNISA枠は、毎日5,000円(×240営業日想定=120万円)で投資信託を買った方が、メタウォーター株よりも期待値高いかなと思っているので、メタウォーター株はロールオーバーしないつもりです。


VIXについては、3月に440枚ショートした 米国VIブルETF(UVXY) をまだ持っています。だいたい75万円くらいの含み益ですが、あと数万円伸びるかなと思って、ずっと放置です。

ここ1年くらいのVIXは 20~30 を行ったり来たりしているので、20くらいでVIXのロングを証拠金1,000万円、レバレッジ3倍くらいでしようかなと思い、週1くらいで相場をチェックしていますが、未だに動いていません。
インフレ→金利上昇→VIX上昇 の局面がインフレがピークを付けたことで終わってしまい、今からVIXをロングすると、2023年前半に来るとされる景気後退に賭ける丁半博打になりますが、今は伸るか反るかという気分になれないので、もうしばらく待ちたいと思います。

そういえば、 IG証券がVIX先物のCFDの取り扱いを廃止したそうですね。
IB証券も日本居住者は日本国内口座(IBJP口座)しか開けなくなったそうで、とうとうVIXショートするには、LINE証券しかなくなったようです。なんだか嫌です。
 

2022年6月30日木曜日

現在のポートフォリオ

 
7/3時点のポートフォリオです。



メタウォーター(9551)は、売る理由がないので、売っていませんが、株価は長期停滞中です。
アメリカの水道会社 AWK も株価は冴えませんが、円安のおかげで、表面上の含み益は増えています。
手間いらず(2477)は、コロナ後を見込んで、3年前くらいに購入しましたが、業績も株価も長期停滞局面に入っていました。しかし、最近になって、日本でもやっとコロナ政策が終わりそうですし、円安でインバウンドも復活しそうな兆しが見えてきました。けれど買い増しは気分が乗りません。NISA枠なので、5年経ったら売ろうと思います。それまでに株価が2倍になってくれることを夢見ています。

米国VIブルETF(UVXY)は、コンタンゴで含み益が乗ってきたので、任意証拠金を抜いて、必要証拠金だけにしました。
ここ数ヶ月で考えているのは、VIXが下がってきたら、米国VIをロングすることです。
直近6ヶ月のVIX指数のチャートです。


金利上昇やインフレ、景気後退などの懸念で、VIXが20くらいまで下がっても、しばらくすると30を超える水準まで上昇します。
これなら証拠金1,000万円、レバレッジ3倍くらいで一世一代のチャレンジをしても期待値高いんじゃないかと思い、待っていましたが、6月上旬は24くらいで折り返して上昇してしまいました。

米国VIをロングした場合のリスクは、インフレ懸念後退や雇用の悪化で、急速な利上げがコンセンサスではなくなってしまうことですね。今まで何度かVIXが20付近まで落ちてきても、その度に「インフレ」と「利上げ」でVIXは上昇してしまいましたが、今度こそそのままVIXが落ちていく可能性もあります。
当たり前ですが、この先どうなるか分かりません。
資金効率はすごくいいのですが、やはりVIX投資はギャンブルですね。

仮想通貨の逆張りも気にはなりますが、重い腰をあげて、取引所に口座開設するまで、あと数年は掛かりそうです。
 
 

2022年5月1日日曜日

ブルベア指数を用いた投資はしません

 
先週火曜日にモーニングサテライトを見ていると、どこかの証券会社の人が、次の画像を示してS&P500指数が上昇する可能性があるという話をしていました。



要点としては、
・米国個人投資家協会(AAII)が毎週行っている調査の最新の結果によると、今後6ヶ月間の株式投資に強気と回答した個人投資家の割合は2週連続で20%を下回った。
・弱気が多いと売却が少なくなり株価はリバウンド傾向、図は強気が20%を切った後のS&P500指数の上昇率を表す。
・1987年以降、強気が20%を割れたのが31回あり、そのうち30回は、1年後にS&P500指数が上昇していた。その30回の平均上昇率は、19.7%。
・投資家のセンチメントは最低の水準まで低下しているので株価はリバウンドする可能性がある。
 

このニュースを見て、「GMOクリック証券でS&P500指数先物CFDを買って、1年放置するだけで簡単にコロナショックの損失を取り戻せそう」と思いましたが、n=31は少なすぎるので、もう少し調べてみました。
ブルベア比率については、このサイトが詳しいです。

下の画像がTwitterにありましたが、31回中23回は、1988年から1993年までに起きています。1994年から2004年までは一度もなく、2005年から2016年までは8回しか起きていません。しかもそのうちの1回はリーマンショック時で、1年後に-37.3%になっています。



1993年までと今では、調査方法や母数に一貫性はないと思いますし、過去5年間で1度も実績がないデータを用いて投資するのは、危険な香りがするため、投資しないことにしました。

しばらく放置です。

2022年4月1日金曜日

VIXショートできる証券会社6社を比較

 「先物取引に係る雑所得(申告分離課税)」の約550万円の非課税枠(と書くとかっこいいが、実際は単なる損失繰越)があるものの、GMOクリック証券で思うようにVIXショートが出来ないため、日本国内居住者がVIX先物やETP(ETF・ETN)を取引できる証券会社等を調べてみました。
VIX取引で問題になるのは、欲と恐怖心なので、ついでにシステムトレードできるかも調べました。
結果的には、VIXショートをCFDかつ自動売買で取引できる証券会社はありませんでした。

一覧
・GMOクリック証券
・Interactive Brokers証券(IB証券)
・IG証券
・サクソバンク証券
・LINE証券(LINE CFD)
・インヴァスト証券
・その他国内証券会社
・海外FX会社

【GMOクリック証券】

GMOグループの証券会社。
スプレッドが狭く、為替手数料もないため、国内証券会社の中では手数料が安い。

(取り扱い銘柄)
VIX先物のCFD1銘柄(米国VI)とETFのCFD2銘柄(UVXYとSVXY)

(新規売規制)
VIX先物のCFDは、コロナショック時の2020年2月24日以来、売り禁になっておりショート出来ない。
ETFのCFD2銘柄のうち、米国VIブルETF(UVXY)はVIXが上昇すると、すぐに新規売規制が掛かかり、さらに建玉上限があるため、ショートしたい時に出来ない。

(自動売買)
不可。

(評価)
年々、取引規制が増えていく。売り禁と建玉上限がきつく、大儲けも大損も出来なくなっている。


【インタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)】

おそらく世界最高の品揃えの米国の証券会社。手数料格安。NASDAQ上場企業で、証券会社としての信頼性も高い。
2021年7月から月10ドルの口座維持手数料が廃止された。

(取り扱い銘柄)
あらゆるVIX関連の先物・ETF・ETN・オプションの取引が可能

(新規売規制)
room5110の2015年の情報によると、「急騰後の下げのはじまりでは(中略)かなりの確率で空売り禁止措置が取られますが(中略)長くて数日程度です。」とのこと。
また、米国には逆日歩制度がない。

(自動売買)
TWS経由でAPI接続可能なので、本格的なシステムトレードが可能。(公式サイト
日本人でAPI接続している人もちらほらいるため、日本語情報も意外に豊富。
リアルタイム・マーケットデータは有料。
Tickblaze のようなサードパーティのサービスを利用してAPI接続することも可能で、この  Tickblaze からVIX先物データのTickデータを取れないかと思い無料版をダウンロードしましたが、よく読んだら、VIX先物のヒストリカルデータは別途 DTN IQFeed からインポートしろと書いてあった
 DTN IQFeed の無料トライアルユーザーのヒストリカルデータのダウンロードは、4営業日分に制限されているそうなので、本格的にVIX先物のデータを取り込むには、125ドルくらい必要そうです。

(税制)
海外口座のため、翌年以降への損失繰越不可。
海外損と国内利益は通算不可、という解説と、単年なら海外損益と国内損益の通算可能という解説がある。どちらが正しいか不明。
海外先物は総合課税の雑所得となるため、国内CFDとの通算不可。

(評価)
今あるCFDの損失とIB証券での利益を相殺できないので、当面は口座開設予定なし。

【2022年12月 追記】
現在、日本国内居住者は国内口座しか口座開設できなくなったようです。

【IG証券】

ロンドン証券取引所に上場しているIGグループ傘下の証券会社。取引毎に為替手数料が0.5%掛かる。VIX先物CFDのスプレッドは、GMOクリック証券の3~4倍。高い。
半年以上放置してると口座維持手数料が掛かる場合がある。

(取り扱い銘柄)
VIX先物のCFD 4銘柄(S&P500/EU、期限あり/なし)、ETF・ETNのCFD 8銘柄(公式サイト
期限なし先物のCFDは、日をまたぐとファウンディングコスト(ロールオーバーコスト+金利 2.5%)が掛かる。
1ロット1日数万円になることもあるそうな。

(新規売規制)
見たところ、ETF・ETNのCFDは1銘柄以外 空売り規制中(Unborrowable)になっている。
買いも長期間規制されることもあるみたい。
先物CFDはコロナショックでも売り禁にならなかったとのこと。

(自動売買)
ProRealTimeチャートというフランスの会社のチャートツールと提携しており、それに自動取引システム ProOrder が搭載されている。

月4,000円の料金が発生する。月間4回以上の取引を行った場合は無料。
PCの電源を入れていなくてもサーバーで取引される。
ストラテジー(自動売買ルール)の作成方法は「作成アシストツールを使用する」もしくは「すべて自作でプログラミングする」の2通りある。
どちらもバックテストと自動取引が出来るが、パラメータはテクニカル指標しかない。

自作の場合は、ProBuilder というBASICに似たプログラミング言語で作ることになるが、日本で使っている人が見当たらず、日本語情報は、いまいちなマニュアルくらいしかない。

やりたいことは、先物プレミアム/ディスカウントなどをトリガーとしたアルゴリズム・トレードなので、VIX先物とVIX指数の2つの値が必要だが、ライブラリ英語の掲示板を確認しても、VIX指数のインジケーターがない(=VIX指数の値を引っ張ってこれない)ため、先物プレミアム/ディスカウントの判定は不可能。

上の掲示板に VIX という単語は出てくるのは Williams VIX Fix という別物で、FXや仮想通貨などの他の金融商品でもボラティリティを数値化できるようにラリー・ウィリアムズ氏が開発したもの。

(評価)
ProRealTime の ProOrder でVIX指数の値が取れて、スプレッドも狭ければ、自動売買してみたかったけど、それが出来ないし、手数料が高い。
CFDとしてVIXショートをしたければ、IG証券かLINE証券の実質二択だが、手数料を考えると、LINE証券がいい。

【2022年12月 追記】
VIX先物のCFDは、廃止されました。

【サクソバンク証券】

デンマークのオンライン銀行傘下の証券会社。為替手数料あり。
スプレッドは狭いが、売買手数料が最低10ドルで高いため、ロットを大きくしないと損。
逆に大きく取引する場合は、GMOクリック証券やIG証券よりも安くなる。
20日間無料のデモ口座がある。

(取り扱い銘柄)
ETF・ETNのCFD7銘柄。
VIX先物はCFDではなく、先物としてある。(取引説明書 P30)

(新規売規制)
CFDについては、よくある質問を読むと、4ヶ月前時点で「現時点ではすべてレバレッジ及び空売りが提供できません。」とあり、ショート出来ないみたい。今もそうなのかは知らぬ。

(自動売買)
個人でもOpenAPIで接続可能なので、自分でプログラムを組んで自動取引が可能。(要問合せ
最低月間合計手数料なし

(税制)
CFDは申告分離課税だが、先物は海外先物取引として、総合課税(雑所得)となり、利益とCFDの損失繰越が通算できず、翌年以降への損失繰越も認められない。たぶん。

(評価)
VIX先物の自動売買が可能ではあるが、CFDの損失の穴埋めにはならないので、当面は口座開設する気なし。サクソバンク証券に口座開設するくらいなら、手数料が安いIB証券でいいような気がする。


【LINE証券(LINE CFD)】

2022年1月下旬から「LINE CFD(いちかぶチャレンジコース)」が始まった。
LINE証券は LINE 51%、野村證券 49%という悪の枢軸の合弁企業。
CFDの手数料はスプレッドのみ。

(取り扱い銘柄)
VIX指数先物の第1限月を「米国VI」としてCFD取引可能。自動でロールオーバーされないため、期日まで持っていると強制決済される。
口座開設しないと、Bidしか見れないので、今のスプレッドは不明。ただし、Twitterのスクリーンショットを見ると、GMOクリック証券よりは広く、IG証券よりは狭い。

(新規売規制)
LINE CFD 取引停止/強制決済日 一覧を見ると、今のところ、売り禁になったことはない。今後はどうなるか。
建玉上限も十分。

(自動売買)
不可。

(評価)
いいかもしれない。ただし、VIX暴騰で全損するような人がある程度でた場合は、規制が入りそうな予感。
LINEは楽天の次に嫌いな企業なので迷う。
今後1年間くらいは世界経済の雲行きが怪しいので、VIX先物が暴騰してから、口座開設するくらいの方が大損せずに済んでいいのかもしれない。


【インヴァスト証券】

親会社が東証JASDAQに上場。

(取り扱い銘柄)
ETNのCFD1銘柄(VXX)

(新規売規制)
公式サイトの「取引に関する注意点」に「S&P500 恐怖指数連動 ETN(ティッカー:VXX)では、新規の売り注文はできません。」とあるため、ショート不可。

(自動売買)
「トライオートETF」というサービスで単純な自動売買が出来るが、初心者向きで自由度は全くない。

(評価)
使えない。


【その他国内証券会社】

国内証券会社で、東証に上場している「国際のETF VIX短期先物指数 (1552)」を空売り(売り建て)することが出来るが、その際、超高額なコスト(逆日歩)が掛かる可能性が高いので、VIXショートをするには向かない。


【海外FX会社】

海外FX業者はうさんくさく、信託保全もないので、お金を預ける気になれない。海外FXは税金も総合課税になる。
追証がないことが唯一の利点か。
他にも TitanFX と FXGT の2社がある。

・HFM(旧HotForex)(VIX先物のCFDを取引可能)
MT4/MT5に対応しているので、自動取引可能。

iFOREX(VIX先物のCFDを取引可能)
海外FX業者のほとんどは、MT4/MT5に対応しているのに、この業者は対応していないし、API接続も不可なので手動のみ。

◎参考

確認した時点のVIX先物CFDのスプレッド(AskとBidの差。実質的な手数料)
サクソバンク証券は不明。

・GMOクリック証券(米国VI)
0.05~0.06

・LINE CFD(米国VI)
0.08~0.1

・IG証券(ボラティリティー指数)
 期限なし 0.16
 期限あり 0.20
 

2022年3月21日月曜日

米国VIブルETF(UVXY)の売建玉上限が100枚に

 
前々回のブログに、米国VIと米国VIブルETF(UVXY)を両建てしていると書きましたが、先物プレミアムになったので、米国VIは損切りしました。
現在、米国VIブルETF(UVXY)を440枚持っていますが、もっと追加しようと思い、GMOクリック証券で指値しようとしたところ、建玉上限に引っかかってしまいました。

調べてみると、2月25日のお知らせに、今まで無制限だった米国VIブルETF(UVXY)の売建玉上限が100枚に制限されると書かれていました。
このお知らせに全然気付きませんでした。
ちなみに、このお知らせの中で、米国VIも売建玉上限100枚になっていたので、発注出来るようになったのかと思いましたが、相変わらずの売り禁でした。

さすがにこれでは高校生のお小遣い稼ぎレベルでしか取引できないので、新しく証券口座を開設しようと思い、いくつか調べたところ、LINE証券でVIX先物の第1限月の期限ありのCFDを取引できると知りました。まだサービス開始から2ヶ月です。こちらは、新規売規制が掛かっていません。

LINEは楽天の次に嫌いな企業なので、とりあえず、別の外資系証券会社のデモ口座で遊びながらどうするか考えます。
 

2022年3月13日日曜日

毎月25万円を稼がないといけない

 
確定申告をしました。

株は2018年のVIXショックの大損と、グーグル(アルファベット)の売却益と日本株配当金を相殺して、納税額0円でした。
損失繰越の最終年度でしたが、約14万円が残ってしまいました。もったいないです。

先物も2020年のコロナショックの大損とVIXのCFDの利益を相殺して、納税額0円でした。
残りの損失繰越額と今年1月からの損失の合計が約545万円なので、来年末までの22ヶ月間で毎月約25万円を稼がないと損を取り戻せません。

VIX関連に1,000万円を投入しても、毎月2.5%の利益を出し続けないといけないので、これは現実的に無理ですね。2,000万円なら利益率半分で済みますが、VIXに2,000万円賭ける勇気はありません。

それなりに米国の株価が下がってきているので、S&P500指数のCFDになら2,000万円を賭けても夜眠れる気がしますが、いつもどおり、まだまだ下がる気がして買えませんね。

とりあえず、初月だけでも25万円に向けて頑張ってみます。
  

2022年2月28日月曜日

現在のポートフォリオ




現在のポートフォリオです。
2016年から毎月更新していたのに、すっかり忘れていました。ブログ更新日は2/28ですが、実際には3/5付です。(AWKは為替がいくらのときに買ったか忘れたため、為替一定。VIX関連はレバレッジ1倍換算。米国VIはロング。米国VIブルETF(UVXY)はショート。)

米国VIブルETF(UVXY)が最近、売りたい時に売れないので、数日前に新規売り規制がかかってない夜に、米国VIと両建てしました。
一昨日の夜にVIX先物が下がってきて、米国VIを4分の1損切りしたら、その後、ウクライナの原発が攻撃されたとかで上がっていきました。常に行動が裏目にでます。
先物プレミアムになりそうなので、月曜の朝に先物プレミアムになったら、米国VIロングを手仕舞いして、米国VIブルETF(UVXY)ショート一本にします。うまく下がれば、1ヶ月後に30万円程度の利益は手に出来るでしょう。

VIX投資は刺激的で楽しいですが、コロナショックのトラウマのせいで、もう1ポジション数百万円とはいきません。細々と小銭稼ぎをして、いつか大きく負けてを繰り返しそうな予感がします。

米国VIの新規売り規制が解除されたら、私が大損しそうですが、やはり不便なので、GMOクリック証券の「ご意見・ご要望」コーナーに、「米国VIの新規売り規制の解除」とついでに「2009年に廃止されたAPIの復活(FXじゃなくてCFDで。有料可)」を依頼しておきました。

その他
・KeyHolder(4712)は同値で撤退できました。
・年末に決済し忘れた両建てETFは、気づいた翌営業日に決済しました。インバース減価などで数万円の損失でした。
一時期気にしてた「米国株式ボラティリティ戦略ファンド」の状況を久しぶりに確認したら、ひどいチャートでした。買わなくてよかったです。




・オミクロン株と国境封鎖の影響で、年末あたりから手間いらず(2477)が4,000円まで下がりました。しかし、2018年末の株価は2,000円で、コロナ以降、業績が微減していることを考えると、まだ高いと感じて、買い増し出来ませんでした。3,500円以下になったら、買い増しするかもしれません。

 

2022年1月10日月曜日

VIX Central に騙された


 1/7㈮の夜にふとVIX Central のサイトを開くと、VIX指数(現物)が30を越えており、期近の先物は20くらいでした。


「これは絶対に先物も上がるでしょ!」となり、米国VIを少額ですが、ロングして寝ました。

しかし、土曜日の朝、起きてみると今度は現物が10になっていました。


さすがにこれはおかしいと思い別のサイトで調べてみると、どうもVIX Central の現物の表示値が間違っていただけでした。

新年早々、踊らされてしまいました。もうVIX Central は信じられません。今後は、取引前に別のサイトでも確認します。