2017年11月9日木曜日

投資パフォーマンスをNAVで計測したい Part1


投資家なら自分がどのくらい儲けたかを知りたい欲求があると思います。

これが儲けた額なら証券会社のサイトから簡単に確認できますが、何%儲けたかを正確に計算して、投資信託のようにパフォーマンスを表示するのは中々難しいです。

よくある投資信託の図だと、NAV(基準価額。今調べるまで基準価格かと思ってました。)の折線グラフと、その下に純資産額の推移が載っています。
簡単に調べたところ、個人投資家がやるには修正ディーツ法という計測方法がいいらしいです。

参考にできそうなサイトは次のとおりです。

時間加重収益率(修正ディーツ法)の計算  Jackと黄金の豆の木

投資成績の計算方法とベンチマークの決め方  hassのまったり投資譚

投資パフォーマンスの計算方法 - ひと手間くわえた積立投資で資産形成

修正ディーツ法は証券口座に入金されている現金を含めて分母とするようです。
ご都合主義ですが、自分の場合、現金をいれると、インデックスに絶対に勝てないですし、証券口座の現金の額に意味はないので、これを分母に入れたくありません。

理想としては、キャッシュポジション(現金)を含めないで、10000から始まるNAVを計測したいです。
過去の取引履歴は全てCSVでダウンロードしてあるので、できればCSVを証券会社からダウンロードして貼り付けると、Googleスプレッドシートとかで自動的にNAVを計算してくれるといいのですが。

ただし、そんな技術を持っていませんし、まず過去の取引履歴から月次の株式時価総額を計算するのが超めんどくさいので、実行に移さずにこの記事のPart2はない可能性が高いです。


ちなみに、現金を含めない修正ディーツ法をとった次のような場合に結果がどのようになるのか疑問があります。

1月
月初時点で100%現金。月初にA社株を100株100万円で買って月末に200万円で売却(100万円の利益)。持ち越しなし。(手数料と税金は無料)
NAV(基準価額)は10000から20000へ倍増。

2月
最終日終値でB社株を100株10万円で購入。NAV(基準価額)は20000のまま。

3月
B社倒産。

この場合、3月のNAV(基準価額)は-100%で、20000から0になるんでしょうか。
もし、そうなるんだったら、実際にはトータルで差し引き90万円の利益なのに、NAVが0になるのは感覚的におかしい気がします。
さらに、もしB社が倒産せずに3月末に20万円で売却できたら、NAV(基準価額)が40000になるんだったら、100万円の利益と10万円の利益が同じ価値のように認識されて、それもおかしい気がします。
修正ディーツ法の計算方法に対する理解が間違っているのか、キャッシュポジションを含めないやり方には適していないのかどちらなんでしょうか。