2020年4月26日日曜日

600万円以上失ったコロナショックのVIX取引を振り返る


●最近の取引
VIXショートで500万円以上の損を出してからは、原油のショートを何度か仕掛けましたが、方向性は合っていたものの、ボラティリティが高すぎて、ことごとくロスカットにあいました。
原油はもう二度と取引しない所存です。(戒め)


●VIXショート
2番底を待っていますが、中々来ないので、とりあえず1月以降のVIXに関する取引をまとめます。
下手くその極みのような取引です。
ちなみに、これを作るために、今年になって始めて精算表を見たところ、年初来実現損益がマイナス600万円超えでした。我ながらビックリです。

赤矢印が新規買建(ロング)、青矢印が新規売建(ショート)、黒矢印が決済です。
まずは米国VIです。コロナショックすぐに規制が掛かり、ショート出来なくなったため、結果的に1月~2月合計で10万円程度しか損していません。
最後にロングした翌日に全決済してしまったため、本格的な上昇局面では、ノーポジでした。まさか80ドルまで上がるとは...



それにしても同日中の決済がこんなにも多かったとは気づきませんでした。方向性は合っていたので、証拠金を積んで耐えてれば、儲けられたのですが、実際には難しかったです。


短期投資の才能は全く無いとはっきり解ったため、もう二度と短期目的で新規にポジションを建てません。(戒め)


次に米国VIブルETF(UVXY)です。米国VIに規制がかかり、新規でショート出来なくなったために取引を開始しました。馬鹿の一つ覚えのように、ほぼショートしかしていなかったため、トータルで約600万円を失う結果になりました。
ちなみに最初に利益を出せたのは3/31の決済なので、それまでの黒矢印は全て損切りとロスカットです。



教科書に載せてほしいくらいの下手な取引ですね。(見にくい...)
教訓は、ポジションを何分割かに分けて建てるべきだったのに、1度に建ててしまったこと等々...たくさんあります。


●今後のVIX投資の方向性
あるブログで、「 誰も言う人はいませんが、結局VIX先物売り、或いはVIXインバースは先物の限月間の価格差を利用したサヤすべり取りを行っているわけです。」とあり、初心に返りました。
さらに、こちらのブログ(サヤすべり取りが流行らない理由)に「サヤすべり取りのお決まりの破滅パターン」が書かれていて、自分がまさにそうなっていると自覚しました。


これらを踏まえ、メインを株に戻します。
今保有している株式4銘柄は全て含み益です。株は長期投資のつもりで投資していて、結果論ですが銘柄選定も悪くないようです。たぶん株取引で損切りしたこともないと思います。よって、VIXよりもリスクリターンが圧倒的にいいです。

今はアマゾンやメタウォーターなどが気になりますが、個別株は買える水準の銘柄がないため、VOO(S&P500)VGT(バンガード 情報技術ETF)TECL(テクノロジー3倍)の購入を考えています。
ただ、実体経済が明らかに悪いのに、金融緩和だけで株価が上がりすぎているのではないかと思い、今はETFでも買いづらいです。
下が過去5年のチャートです。オレンジがS&P500に連動するVOOです。



株でもレバ3倍ETFなどを使えば、十分にハイリターンを狙えるため、私にとってリスクがとても高いVIX先物のサヤすべり取りは、十分に安全率が取れた場合にだけ、新規ボジションを建てて、長期保有することにします。(戒め)
十分に安全率を取るには、低いところでのロングは、長期でのコンタントでの減価リスクが高いため、結局、絶対的に高い水準の VIXショートしかしません。

具体的には、検討中ですが、原資産となるVIX先物が50を超えてる場合にだけショートするというルールを立てようかと思います。それだと、チャンスは10年に1度かもしれませんが、忍耐力さえあれば、その1回の取引でも十分に年率6~8%程度のS&P500を超えられる気がします。

しかし、今ちょうど、久々に先物ディスカウントになり、まさに今が売り時のような気がして、うずうずしているので、ルールを守れるか怪しいです。


私は1度破産しないと学習しないタイプかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 靴磨きの中年2020年4月27日 15:37

    いやー今回はやられましたなー。小生も主ほどではないですが、痛かったです。

    ところで、VOO,VGT,TECLは特定口座で持つんですか?

    せっかくCFD口座の損失が発生したので、CFD内であれば3年間の損益通算が使えます。(現物とCFDは合算不可)

    VOO→米国S500
    VGTとTECLは上位組み入れ銘柄を個別で購入(例えばMSFT,APPL,V)
    レバレッジも使えるし。

    節税20%はデカいでしょ。

    返信削除
    返信
    1. 経費率の低さばかり気にして、CFDで買うという発想がなかったです。
      たしかに税金はどうしようか悩んでたので、一石二鳥ですね!
      教えていただき、ありがとうございます。

      調べたら、価格調整額もロングはプラスのことが多いし、額も少なくて、コンタンゴでやられるリスクも少なそうです。

      調べていて1つ引っかかったのは、「米国S500」の参照原資産はS&P500先物となっていて、価格調整額が3ヶ月に1度なことから、3ヶ月毎にロールオーバーしていると考えられますが、3ヶ月先の先物に乗り換えるとなると、指数と先物にだいぶ乖離がありそうなのに、チャート上は乖離がなさそうで、どういう仕組なのか気になります。

      まあ、600万円×20%の税金を払わずに済むと思えば、大したことではありませんが...

      削除