2020年6月21日日曜日

AWKから2度目の配当

AWKから配当


年末にNISAで購入してから累計80.33ドルの配当をもらいました。本来は、これを再投資しないと意味がないですが、80ドルで買える株があまりないので、放置してます。


VIXの分析


VIXの分析をして以来、「VIX先物と時差相関のあるデータを探す」ことが出来ないかと思い、多変量解析などの手法やPythonについて調べています。
Pythonならスマートにできるかと思いましたが、初心者には厳しそうです。
VIX先物価格と様々な経済指標などのCSVを取り込んだら、勝手に時差相関を見つけてくれる夢のような統計分析ソフトはないでしょうか。


VIX先物の第2限月のリアルタイムデータを得る方法


いちいち電卓で「VIX指数×1.06」を計算するのがめんどくさいので、ブログの右上にGoogleスプレッドシートを埋め込んでみました。
Webスクレピング(Webデータ抽出)の関数を入れて、毎朝1回、某サイトにコンスタント・マチュリティの終値データを取りに行っています。(1日1回なら許されるはず。)


金曜日にこのシグナルが出たので、ショートポジションを持ちました。しかし、土曜日の朝に確認したら、明らかに計算が間違っています。なので、第1限月と第2限月を拾ってきて、Googleスプレッドシートでコンスタント・マチュリティを計算する方式に変えました。

本当は先物のリアルタイム(実際には10分遅れ)データを
https://www.cboe.com/products/futures/vx-cboe-volatility-index-vix-futures
上のCBOEの公式サイトから持ってきて、Googleスプレッドシートでコンスタント・マチュリティを計算した結果を表示させようと思ったんですが、どうしてもWebスクレピングでデータを持ってこれません。(負荷対策でスクレイピング出来ないようにしている?)

VIX先物の第1限月のリアルタイム(に近い)データを見れるサイトはいくつかありますが、第2限月は、公式サイトとVIX Central くらいしか見つかりませんでした。VIX Central は、終値が調整後価格ではないので、参照したくありません。
しかし、コンスタント・マチュリティを計算するには、どうしても第2限月のデータが必要なので困っています。あとはIB証券と月10ドルで契約するくらいでしょうか。


ウィルスサイトを見つけた


VIX先物のリアルタイムデータを探している時に、検索結果の1ページ目にYahoo知恵袋風のロシアのウイルスサイトが出てきました。引っかかる人はいないでしょうが、お気をつけください。



2020年6月7日日曜日

VIX取引バックテスト結果 2020年版(第5回)


第1回はこちら
前回記事はこちら
※全編にわたり、正確性は保証できません。理解も記憶もあいまいです。

ここまでVIXショート戦略とVIXロング戦略を検討した結果、次のシグナルに基づき売買するのが最適だという結論に達しました。

●売りシグナル
コンスタント・マチュリティがVIX指数に比べて6%以上高くなったら米国VIブルETF(UVXY)売り。シグナルが点灯しなくなったら決済。

●売り例外
コンスタント・マチュリティが60以上の場合、シグナルが点灯していなくても米国VIブルETF(UVXY)売り。その後、シグナルの点滅があっても、30を下回るまで決済しない。その際、レバレッジは1倍とする。

●買いシグナル
VIX指数が米国VIに比べて2%以上高くなったら米国VI買い。シグナルが点灯しなくなったら決済。  
●買い例外
コンスタント・マアチュリティが60以上になったら、シグナルが点灯していても決済。

しかし、まだ検討事項が残っています。
・売りと買い両方のシグナルが出ている時にどうするか。
・資金管理をどうするか。(レバレッジをどうするか。)
・税金を考慮したバックテスト結果
・電卓を叩かずにシグナルを確認する方法


売り買い両方のシグナルが出ている時


ショート戦略とロング戦略で見ている指標が異なるため、両方のシグナルが出ることがあります。
この時考えられるのは、
①両建て
②ショート優先
③ロング優先
④ノーポジ
の4つです。

資金的に2つのポジションを同時に建てるには、レバレッジ2倍以上が必要ですが、VIXショックの時は、レバレッジ1倍でもショートはロスカットにあっていたくらいなので、①両建ては計算していません。
また、ノーポジは機会を逃すので、計算しません。

「②ショート優先」と「③ロング優先」を確認したところ、意外にも成績がいいのは「③ロング優先」となりました。年間リターン(複利)は、「②ショート優先」90.3%に対して、「③ロング優先」165.6%でした。

「③ロング優先」の場合、1取引あたりの最大損失率は25%、約16年間で取引回数は583回、資産は約6,505,654倍、100万円が約6.5兆円になる計算です。有り得ないですね。


レバレッジは何倍まで掛けられたか


ここまでは、毎回資金の全額を投資する前提でしたが、現実的ではないので、多少のレバレッジを掛けて、残りを余力として持っておく戦略を考えてみます。

カジノのブラックジャック必勝法(カード・カウンティング)の賭け金の基本は、「賭け金は予想勝率が上がれば上げ、下がれば賭けから降りる。予想勝率に応じた最適な金額を賭ける。」ことらしいです。
この考え方がとてもしっくりくるので、VIX取引にも利用したいのですが、根本的に相場の世界で勝率をどう予想すればいいか分かりません。
Pythonで機械学習でもさせれば、勝率(期待値)を出してくれるんでしょうか。

とりあえず、取引1回あたりの最大損失率(25%)は決済時点なので、終値と場中でどのくらい含み損を抱えるか、ざっくり計算してみました。
終値ベースでは含み損で最大-36%の時がありました。
場中はデータを持っていないので分かりませんが、過去1年間のUVXYの高値/終値を見ると、最大で38%高の日がありました。よって、場合によっては、場中に-50%以上の含み損を抱えることが考えられます。これだとレバレッジ2倍以上だと耐えられません。

終値ベースで10%や15%の含み損を抱えたら、損切りしたらどうかと思いましたが、下手に損切り(損失確定)させない方が、リターンがよさそうでした。

よって、いい手が思い浮かばないので、常にレバレッジ1倍で投資することにします。(実際には、例えば米国VIが15の時にロングした場合は、ロスカットレートを8にするなどして、現金は確保しておこうと思います。)

ちなみに、VIXショックの時は、売りシグナルが出ていなかったので、影響を受けませんでしたが、もし全力でショートポジションを持っていた場合、レバレッジ1倍でもロスカットにあっていました。
VIX取引にありがちな「コツコツドカン」ですが、こうならないためには、例えば100万円が300万円になったら、元金の100万円を抜いて200万円で取引するなどの自衛措置が必要かもしれません。


税金を考慮したバックテスト結果


上に記載の前提でバックテストを実施すると、年間利益(複利)165%、資金6,505,654倍になりました。
大雑把に毎年の年度末に利益が出ている場合は、利益から2割を引いて計算し直すと、年間利益(複利)138%、資金1,147,188倍に減りました。(損失の繰越は考えていない)
今年は大損しているので、問題ありませんが、もし今後利益を出せた場合、納税を先送りするために、CFDを両建てしてあえて損失を出す手法の実施を検討してもいいかも知れません。(取らぬ狸の皮算用)


手法の陳腐化


今まで、損益率ばかり見てきましたが、資金の推移をグラフで書くと、こうなります。始点は1です。


2017年頃から伸び悩んでいます。何が原因か分析できていません。
対数目盛では分かりにくいで、線形目盛にしましたが、2018年2月にピークをつけた資金が2020年2月のコロナショックで救われる直前までに35%まで減っています。最大ドローダウン率65%です。



縦軸は損益率、横軸は時系列

ここまで、第1回から長々書いてきましたが、実際に取引していた場合、2017年以降の損失の積み重ねで、途中で確実にメンタルがやられて、取引を辞めていたと思います。


まとめ


5回に渡って長々と分析をしてきて、平均年利138%(複利)の方法を見つけましたが、2017年に風向きが変わって以降は、最大ドローダウン率が高く、リターンが低い状況が続いています。
2017年以降は、プレミアム率(ディスカウント率)を何%に調整しても、せいぜい30%程度のリターンしか得られないという結果になっています。これだと一発全損リスクに見合っていません。
ボロ儲けなのを知り、多くの投資家が同じ投資行動をした結果、リターンが下がったのでしょうか。

正直、リスクリターンが見合っていませんが、せっかくやる気が出てきたところなので、新たに使えるシグナルが見つかるまでは、2017年以降のデータで数値を調整した右のサイドバーに記載のシグナルを基準に少額で売買してみたいと思います。


2020年6月3日水曜日

株は好調


現在保有している4銘柄は幸いにも全て好調です。

●メタウォーター(9551) 含み益 +78%
4月に2700円台で買いたいと書いていた上下水道関連銘柄のメタウォーターですが、コロナでも決算が悪くなかったため、とうとう株価が5,000円を超えました。
今後も着実に成長していくとは思いますが、出来高が伴わずに上昇している今の局面では買いにくいです。
宮城県の大型コンセッション案件を失注したり、談合が発覚して指名停止にでもなれば、大きく下げると思うので、それまで気長に待ちます。


●オリジナル設計(4642) 含み益 +88%
上下水道専業の建設コンサルです。一昨年くらいに株価が倍になったので、持ち分の半分を売り、残りは元金0円で手に入れた株として、永久保有するつもりで持っています。
取得価格ベースの配当利回りも6.6%あるため、配当の面でも永久保有は悪くありません。
出来高が少なすぎて、買い増しする気にはなれませんが、自治体職員数が減っていき、コンサルに外注する機会が今後も増えていくと思うので、業績は楽観しています。

上記2銘柄で含み益が160万円を超えました。VIXで損した額に比べると、現物株は大したことはありませんが、精神的に気楽でいいです。


●アルファベット(GOOGL) 含み益 +54%
グーグルです。検索広告以外の分野(自動運転など)の利益貢献に賭けて数年前に購入しましたが、当てが外れました。
コロナショックで一度手放そうかと思いましたが、参考にしているブログの投資家達がこのコロナショックでGOOGLを買ったので、手放すのを辞めました。
保有株数が少なくて売っても大した額ではないですし、唯一の特定口座の銘柄(他の3銘柄はNISA)で、税金を取られるのも嫌なので、とりあえず持っておこうかと思います。


●アメリカン・ウォーター・ワークス(AWK) 含み益 +7%
昨年のNISA枠で購入した銘柄で、主にアメリカで水道事業を運営している企業です。
なんとなく購入したので、詳しくは分かりません。思い入れもないので、5年経ったら売って終わりかなと思っています。



現在、ポートフォリオの半分以上が現金なので、何か買いたいです。
もともとは5月からインデックスの積立投資を始める予定でしたが、なんだか割高な気がしてしまい、未だに始めていません。

気になる個別銘柄は週替りで変わりますが、今は

ブッキング ホールディングス(BKNG) Booking.comやアゴダ等のホテル予約サイトを運営する企業。コロナの影響で予想PER は8,270倍。既に株価は2019年半ばの水準まで戻している。

ライブネーション エンターテインメント(LYV) 世界最大手の音楽ライブ制作会社。チケット販売でも最大手。コロナの影響で2020年は大赤字の予想。既に株価は2019年前半の水準まで戻している。

GCA(2174) 独立系M&Aアドバイザリー大手。ストライク(6196)、日本M&Aセンター(2127)やM&Aキャピタルパートナーズ(6080)に比べると、(アドバイザリーと仲介の違い等はあるが)成長性が低く、PERも大幅に低いが、配当と自社株買いで100%の株主還元を謳っているところがいい。
配当も最低35円を保証しているため、今なら利回り5%以上だが、本当に前言撤回がないのかちょっと心配。

他にもライブ・スポーツ会場運営のマディソン スクエア ガーデン エンターテインメント(MSGE)、マッチングアプリ運営のマッチ(MATCH)、ごみ処理のウエイスト・マネジメント(WM)、人工肉のビヨンド・ミート(BYND)、コンテナリース世界最大手のトリトン・インターナショナル(TRTN)あたりが気になっていますが、買うならS&P500指数か、上の3銘柄を優先すると思います。